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小説感想

感想・書評「火花:又吉直樹:」ネタバレ注意・さすが芥川龍之介賞受賞作。非常に読みやすい文章でお笑い芸人のポリシーが伝わってきます(レビュー)。 #読書

火花:又吉直樹:さすが芥川龍之介賞受賞作。非常に読みやすい文章でお笑い芸人のポリシーが伝わってきます さんざんテレビで取り上げられていたときには、読む気が起きなかったのに、たまたま立ち寄った古本屋で見つけて購入してみました。 読んでみて、ビッ…

キクりんと肉子ちゃんは貧乏な暮らしをしていて…感想&書評「漁港の肉子ちゃん(西加奈子)」(ネタバレ注意)感想レビュー。 #Novel

漁港の肉子ちゃん(西加奈子)、いろいろなざわめきが聞こえてくる 久しぶりにもう一度読みたい、絶対手元に置いておきたい本を読んだ。 それが、『漁港の肉子ちゃn』という作品。 西加奈子の作品はほかにも読んだことあるけれど、これが今のところピカイチ…

感想・書評「ラメルノエリキサ:渡辺優」ネタバレ注意・不思議な言葉がタイトルになった本は、第28回小説すばる新人賞の受賞作(レビュー)。 #読書

渡辺優さんの「ラメルノエリキサ」を紹介します 「ラメルノエリキサ」。 不思議な言葉ですよね。 この不思議な言葉がタイトルになった本は、第28回小説すばる新人賞の受賞作なんですよ。 小説すばる新人賞は、私の大好きな作家さんの一人、村山由佳先生が…

感想・書評「ちょー美女と野獣:野梨原花南」ネタバレ注意・お話の主人公ダイヤモンド姫は人間離れした神がかり的美貌の持ち主です(レビュー)。 #読書

「ちょー美女と野獣」野梨原 花南 :野獣大好きなお姫さまと元獣今ただの美形な人間の王子の愛の物語です このお話の主人公ダイヤモンド姫は人間離れした神がかり的美貌の持ち主です。 しかし、その美貌のため沢山いる腹違いの兄弟達からも不気味がられ悲しい…

感想・書評「カント・アンジェリコ:高野史緒」ネタバレ注意・電気という一見無機質なものが加えれたロココ時代に繰り広げられる(レビュー)。 #読書

高野史緒『カント・アンジェリコ』 官能に満ちた声楽SF 高野史緒の作品は、いつも一風変わっている。たとえばフランス革命の時代に、たとえばマーラーの時代に、いきなりロボットを、テレビを持ち込んでくるのだ。本書もそんな中の一つ、電気の存在する、ル…

感想・書評「毒見師イレーナ:マリア・V・スナイダー」ネタバレ注意・架空の世界設定で、法律至上主義が前提。主人公の少女は殺人を犯した(レビュー)。 #読書

「毒見師イレーナ」マリア・V・スナイダー :久々に続刊を読むことにした第1巻 架空の世界設定で、法律至上主義が前提にあります。主人公である少女イレーナ(約18〜19歳)は、殺人を犯した。この国では、いかなる理由でも殺人者は死刑になる。それが正…

感想・書評「旅のラゴス:筒井康隆」ネタバレ注意・オリジナルの設定や「転移」や「壁抜け」「宙を飛ぶ」等超能力的な要素も(レビュー)。 #読書

旅のラゴス 筒井康隆 書店で謎のブームを起こしている一冊 書店で謎のブームを起こす、旅のラゴスを読んでみた。お勧めの本等をネットで探すと、必ずといっても良いほどに上位にヒットする「旅のラゴス」書店でも平積みされており、気になり購入してしまいま…

感想・書評「変態王子と笑わない猫6巻:さがら総」ネタバレ注意・修学旅行ネタで加えて主人公の天敵である副部長と中身が入れ替わります(レビュー)。 #読書

筆:さがら総・題名:変態王子と笑わない猫6巻・ジャンル:ノベル(小説) このシリーズは筒隠月子と小豆梓(エミという少女)を中心にした物語です。相変わらずのさがら節が炸裂して読者を魅了します。 本編は、男ならば妄想済みの修学旅行ネタで加えて主人…

感想・書評「町田康/きれぎれ」ネタバレ注意・ストーリー自体は悲しい話なのに、終始独特な文体でコミカルな語調で日常を描いている(レビュー)。 #読書

町田康/きれぎれ(2000年・芥川賞受賞作品) 作家の町田康さんのきれぎれを読みました。 ストーリー自体は悲しい話なのに、終始独特な文体でコミカルな語調で日常を描いているのが印象的でした。 芥川賞受賞作品の中では西村賢太さんの苦役列車と肩を並べる…

感想・書評「オートフィクション―書き下ろし長篇小説:金原ひとみ」ネタバレ注意「自伝的創作」のことです(レビュー)。 #読書

オートフィクション―書き下ろし長篇小説金原 ひとみ すらすら読めた。 かなり癖のある作風です。 冷静に考えると、読みにくい文体だし、話も自分とは世界が違いすぎて拒絶反応起こしそうです。 なのに、案外すらすら読めた。 一見読みにくい文体です。

感想・書評「人生教習所:垣根涼介」ネタバレ注意・新聞広告に載った「人生再生セミナー・第三回小笠原塾開校」を見て親から勧められて参加した浅川太郎(レビュー)。 #読書

人生教習所 垣根涼介(かきねりょうすけ) おもうように生きてみようか。 物語の舞台は小笠原諸島の父島、母島。新聞広告に載った「人生再生セミナー・第三回小笠原塾開校」を見て親から勧められて参加した浅川太郎(引きこもり気味で柏木からはマザコンとお…

感想・書評「三日間の幸福:三秋縋」ネタバレ注意・一年につき一万円これに主人公の残りの人生の時間の三十年をかけ、つまり、三十万円で残りの人生を売ってしまう(レビュー)。 #読書

三日間の幸福:三秋縋 もしも命が売れるなら 主人公はひょんなことから自分の寿命を売ることになります。一年につき一万円これに主人公の残りの人生の時間の三十年をかけ、つまり、三十万円で残りの人生を売ってしまう。売り残した人生はわずか三か月となっ…

感想・書評「下町ロケット:池井戸潤」ネタバレ注意・下町の小さな工場で働く人々の仕事に対する情熱や社内で起こる色々な摩擦(レビュー)。 #読書

下町ロケット 池井戸潤 日本が世界に誇れる技術を支える中小企業の奮闘記 最近、高視聴率でテレビを賑わせている人気のドラマの原作の下町ロケット。ドラマで見る前に読んでとにかく感動しました。今まで、全く関わりのなかった業種でしたので、全てが新鮮で…

感想・書評「放課後のプレアデス みなとの星宙:菅浩江」ネタバレ注意・素敵で、どこか懐かしくも暖かい気持ちになれる優しい小説(レビュー)。 #読書

小説 放課後のプレアデス みなとの星宙 著者 菅浩江 全1巻 オリジナルTVアニメ「放課後のプレアデス」の小説版です。 TVアニメを見ていなくても楽しめる作品になっているので、小説から読んで見ても良いかもしれません。

感想・書評「ちょっと今から仕事やめてくる:北川恵海」ネタバレ注意・内容としては、仕事に悩んだ主人公が謎の青年と出会ったことで全てが好転し始める(レビュー)。 #読書

ちょっと今から仕事やめてくる 北川恵海 社会人へ読んでほしい一冊 スーパーの中に併設されている小さな本屋でたまたま通りすがりに見つけたこの本。仕事を辞めたいと思っている人なら迷わず手にとってしまうでしょう。そうゆう私もその一人で、数ページほど…

感想・書評「変身:東野圭吾のミステリー」ネタバレ注意・主人公の純一が不慮の事故に遭い、世界最新技術である「脳移植」をされます(レビュー)。 #読書

東野圭吾のミステリー「変身」の深さ 東野圭吾さんの作品が好きで、色々読んだことがありますが、ようやく「変身」を入手しました。 普通の、気の優しい青年だった主人公の純一が不慮の事故に遭い、世界最新技術である「脳移植」をされます。 手術後、だんだ…

感想・書評:指輪物語「旅の仲間・上1」ネタバレ注意・原作を読み込んでみると映画とは少し趣が違うということがわかると思います(レビュー)。 #読書

難しいけれど読んでおきたい指輪物語「旅の仲間」 上1 トールキン作 瀬田貞二翻訳 映画にもなった「指輪物語」、電車通勤のときにじっくりと本を読みたくて買いました。 もともとお気に入りの物語だったのですが、愛読していた本がぼろぼろになったので「買…

感想・書評「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」ネタバレ注意・尾形真理子:女性らしさを思い出させてくれる一冊(レビュー)。 #読書

『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子:女性らしさを思い出させてくれる一冊 この本は渋谷にあるセレクトショップ「Closet 」に訪れる女性の物語が5つの短編になって綴られています。自分の指をコンプレックスに感じながらもネイリスト…

感想・書評「与謝野晶子の源氏物語(上)」ネタバレ注意・原文の典雅な雰囲気も味わえるけれど、現代語で今の私にも理解しやすいところがおススメポイント(レビュー)。 #読書

与謝野晶子の源氏物語(上)光源氏の栄華 学生時代に同級生が貸してくれた源氏物語、久しぶりに読み返してみたくて探していました。 源氏物語自体、いろんな人が現代語訳を出しているようなので、一番評判のいいものを、と探して見つけたのがこの本です。 原…

感想・書評「玉村警部補の災難・著者:海堂尊」ネタバレ注意・加納警視正ファンにはたまらない作品に仕上がっている(レビュー)。 #読書

タイトル 玉村警部補の災難 著者 海堂尊 バチスタシリーズにちょっと飽きてきたので、しばらく読んでなかったが、スピンオフっぽいので試しに読んでみた。 タマ(玉村警部補)が巻き込まれた(?)事件をタマ視点で書いていく。一話完結で読みやすい。

植物図鑑(有川浩)感想&書評!恋愛を全然していなかったOLの家の前にひとりの男の人が寝ています(ネタバレ注意) #小説

有川浩さんの書いた、「植物図鑑」 私はこの「植物図鑑」という小説が大好きで大好きで仕方がありません。もう三度も読みました。そしてまたこの間も空いた時間ができたので読み返しました。 この話は、恋愛を全然していなかったOLの家の前にひとりの男の人…

人間の証明(森村誠一)感想&書評!棟居弘一郎は本部捜査一課から派遣された那須班所属の刑事・横渡と共に捜査を開始する(ネタバレ注意) #小説

森村誠一著、「人間の証明」を読んで ホテルのエレベーターから黒人青年の刺殺体が発見される所から、物語は始まる。被害者の青年は「キスミー」と「ストウハ」という謎の言葉を残しており、所轄警察である麹町警察署刑事・棟居弘一郎は本部捜査一課から派遣…

ワセダ三畳青春記(高野秀行)感想&書評!舞台は実在するアパートで、ここに奇人変人たちが集まり(ネタバレ注意) #小説

ワセダ三畳青春記、高野秀行、冒険家の作者 とにかく面白いです。主人公は著者の高野秀行さん自身で、登場人物もすべて実在の人たちです。 高野さんがノンフィクション&エンタメの分野で有名になる前に書かれたものです。舞台はこれまた実在するアパート(私…

慈雨の音(流転の海:第六部)宮本輝・感想&書評!作者の父をモデルとした人物、松坂熊吾を主人公とし…(ネタバレ注意) #小説

「慈雨の音(流転の海 第六部)」宮本輝 宮本輝さんのこの、ライフワークと言えるシリーズの第一作、「流転の海」を読んだのがいつだったか…もう長い時間を経てしまい、私はまだ20代だったのではないかと思います。 きっかけは忘れてしまいましたが宮本輝さ…

PK(伊坂幸太郎)感想&書評!登場人物の様々なエピソードがバラバラに描かれていき(ネタバレ注意) #小説

伊坂幸太郎の「PK」を読んで頭が痛くなりました 先日、ぶらりと立ち寄った本屋さんで、大好きな作家の伊坂幸太郎さんの「PK」を発見し、迷わず購入しました。 帰宅後さっそく読書開始です。 伊坂幸太郎さんの作品によくある感じの展開なのですが、一見無秩序…

モンスター(百田尚樹)感想&書評!映画版も見てみたい…主人公の女性は容姿があまりにも醜く(ネタバレ注意) #小説

『モンスター』百田尚樹 映画版も見てみたい 百田尚樹の『モンスター』を読みました。妹の部屋に無造作においてあり、単行本の帯に引かれこっそり読み始め、気がついたらその日のうちに読み終わっていました。それほど読みやすく、読み応えもあり、何と言っ…

幕が上がる(平田オリザ)感想&書評!ももいろクローバーZ主演での映画化が発表された本作(ネタバレ注意) #小説

映画公開が待ちきれない!『幕が上がる』平田オリザ 2015年2月公開予定、ももいろクローバーZ主演での映画化が発表された本作。 高校演劇を取り上げた青春小説です。 決してももクロをイメージして書かれたものではないのに、まるでアテ書きのように主要登場…

箱男・安倍公房/感想&書評!なるための箱の作り方、必要な物が書かれていた(ネタバレ注意) #小説

【箱男】【安倍公房】箱を作りたくなる一冊。 古本屋で出会い、タイトルが気になり手にとった。 冒頭部分で、まず、箱男になるための箱の作り方、必要な物が書かれていた。 ぐいぐいと引き込まれる、異質な世界観に魅せられ購入した。 安部公房はシュルレア…

四畳半神話大系(森見登美彦)感想&書評!ギャグ満載の小説ですが、かなりの名言が散らばめられて(ネタバレ注意) #小説

四畳半神話大系(森見登美彦)、久しぶりに小説読んで爆笑しました! 森見登美彦さんの独特な語り口調がとても面白く、本当に何処を読んでも笑ってしまいました!登場人物も皆ユニークで酷い性格で、だけど何故か憎めない、素敵なキャラクターばかりでした。…

暗鬼(乃南アサ)感想&書評!主人公は普通のOLですがお見合いで結婚することになり(ネタバレ注意) #小説

暗鬼(著:乃南アサ)に魅せられた人間心理の恐ろしさ 乃南アサさんの小説はほとんどサスペンスやミステリー、サイコホラーでどれでも面白いですが、今回本屋さんの新刊コーナーで購入したこの「暗鬼(あんき)」は、最後まで読み切ったときに何とも言えない…