ほんとささいなことだけど、それはないと思った話。
結婚6年目。これといったトラブルもなく、順調な結婚生活を送っていると思う。周りからは、怒ったところが、想像つかないといわれるほど、温厚にみえる私だが、実は隠すのがうまいだけの超短気人間である。そんな私なのだから、当然小さな不満は掃いてすてるほどある。
私の小さな不満。それを語るにあたって姑の存在は外せない。うちの姑は超がつくマイペースなのである。
まず、必ずといっていいほど、遅刻をする。3時に来ると約束をすれば、5時に来る。今から出ると連絡があっても、1時間半後に到着する。あなたと私の家は車で5分の距離のはずですが、と思い姑に聞いてみた。何かあったのですかと。
彼女は言った。洗濯がなかなか終わってくれなかったのだと。彼女は10年近く、使っている洗濯機が回り終える時間がわからなかったというのだ。
私は、そうですか。それは大変でしたね。というしかなかった。
しかし、彼女が帰ってからふと考える。どう考えても、今から出るって言ってから洗濯機まわしてるじゃんと。
そう、彼女は超マイペース人間なのである。