」で便利でお安く。金曜日のスマたちへ 5月16日放送分
「もし痴漢と間違えられて逮捕されたら」というテーマでした。一家の大黒柱である父親がある日突然痴漢の疑いで誤認逮捕され、適当な供述調書を作られ起訴されて裁判にかけられました。痴漢で逮捕された場合、有罪率は99.9%とほとんどの人が身に覚えのないことで犯罪者になってしまうのですね。犯罪を犯した前提ですべてが進んでしまう実情、何を言っても真っ直ぐに捉えてくれないものなのですね。
放送を見ていると、起訴されて釈放されるまでの保釈金、裁判で無罪を勝ち取るための膨大な時間と労力そしてお金、弁護士費用とそれは大変です。やってもいないことを認めざるを得ない、泣き寝入りしなければならない人も多くなりますね。しかも警察官は「前科一犯は珍しくない」と家族に話したりひどいです。彼らにとっては珍しくないことかもしれませんが、１人の人間にとっては冤罪によって180度人生を狂わされます。仕事を失い、周りの信頼を失い、様々なものを失います。今回のケースは冤罪を勝ち取ったことで職場復帰することができましたが、仕事の確約がないケースがほとんどだと思います。しかも賠償として払われるお金もとても少ないんですね。人生をめちゃくちゃにしておいて「すみません」の形は本当に形だけなんだなというのが放送を見終わっての素直な感想です。
