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奇跡の教室~その時、仏が舞い降りた!感想!元坊さん(織田裕二)が、予備校のカリスマ講師を目指すサクセスストーリー…(ネタバレ注意)。 #ドラマ


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NTV スペシャルドラマ「奇跡の教室~その時、仏が舞い降りた!~」(6月28日O.A.)

4月からのドラマが終わり、7月からのドラマが始まる前の隙間を使った1回限りのスペシャルドラマ。
簡単に言うと、ちゃらんぽらんの元坊さん(織田裕二)が、予備校のカリスマ講師を目指すサクセスストーリー。オンエア前の宣伝や、放送中の画面の端に書かれている宣伝文句からして、人間の成長や、快進撃や、お坊さんならではの人生論なんかが盛り込まれているような予感だったので観てみました。
結論は、期待外れでした。

起承転結のバランスがすこぶる悪い。ただちゃらんぽらんなだけの様子を表す場面(=起)、ちょっと努力してみるけど失敗に終わる場面(=承)が長すぎる。挙句の果てに、さぁこの後どうなる?という場面からいきなり2か月後に飛んで、クビになるかもしれなかった主人公が講師をやっている場面(=結)で終わってしまいます。サクセスストーリーで大事なのは「転」じゃないんでしょうか。2時間もあるのに観る人を惹きつける場面がない。途中主人公と同じ新人講師(速水もこみち)がクビになる事件がありますが、転職後の様子もほんの少しでイマイチわからず、主人公の人を想うことによる変化も少ししか表現されず、せっかくの事件の存在価値が薄れています。
でも、ダメだこりゃというよりは、もっと出来たはず!と言ってあげたいです。
企画から完成までの道のりは裏事情なのでわかりませんが、作っていく過程で削ったり追加したりしていくうちに、前半ばかりの脚本になってしまったんじゃないかと。もしかしたら、もっと後半を書きたかったかもしれない。全部気が済むまで書いたら5時間くらいのドラマになってしまうのかもしれない。時間の都合や、予算の都合や、出演者の見せ場をつくらなければならない大人の都合で、脚本が、結果として作品が、歪められていったのかもしれません。
事務職員たちのシーン、ほとんど必要なかったですから。てか邪魔でしたから。大人の事情ですよ、きっと。
たった1度の放送、人生のうちの2時間だけのドラマですけど、それこそ人生を変えるくらいの意気込みで、ちゃんと練りに練って満を持して世に送り出していただきたかったです。