」で便利でお安く。7／2放送 ヤングサスペンス 殺人偏差値70 城田優は悪役がふえましたね。
昔毎週放送していた「火曜サスペンス劇場」で再放送の要望が強かった作品とのこと、そして三浦春馬と城田優というキャストならちょっと見てみようと軽い気持ちで見始めたら、入り込んじゃいました。自分だったらどうする？と自問自答することしばしば。まずは、親に借金してもらってまで二浪しての、三度目の東大受験の朝、寝坊して完全遅刻の三浦春馬演じる圭介が、東大に爆破予告メールを送り、そのため試験時間が遅れて試験に間に合った圭介は無事合格…これってありか、ありの訳ないです。でももし自分だったらどうするか。
東大をあきらめるかと考えても、考えただけでぞっとする。だからといって、爆破予告もちょっと…。でも、圭介は爆破予告メールを東大に送り、さらに、そのことを謎の男城田優演じる田中に知られ、脅され金を振り込めと言われたり、彼女を殺せと言われたり、東大に入っても圭介にとっては地獄のような日々が続くのです。苦しいけど、爆破予告をばらされてはたまらない、圭介の苦しむ姿は見てても苦しかった。三浦春馬はこういう役、上手ですよね。本当は爽やかなのに、別人みたい。そして、このドラマの恐怖心と憎しみの感情を掻き立てたのが田中役の城田優。SPEC以来の嫌な役。脅迫シーンなんて、迫力あったし、もう圭介をいじめないで、と心の中で叫んでました。圭介が受験の朝、寝坊しなければよかった話しかと思いきや、圭介と父母の関係にも実は深い問題があって、啓介は本当に東大に行きたかったのか、というところまでさかのぼります。また、親の育て方一つで子どもに及ぼす影響って、大きいなとヒシヒシと感じる、考えさせられるドラマでした。
