」で便利でお安く。魔王：やりきれない結末に涙、涙でした。
とにかくこのドラマの最終回はずっと泣いていたのを覚えています。成瀬（大野智）が芹沢直人（生田斗真）に復讐するために、芹沢の周囲の人々から追い詰めていくというストーリーでしたが、芹沢を追い詰めるにつれ、成瀬自身までもがその優しさから精神的に追い詰められていく様子が切なくて仕方がなかったです。結局、復讐に駆られてしまった成瀬は魔王というよりも、もともとは善人だったんだということが最終回までに分かっていたので、最終回で自分が追い詰められてもそれでも復讐を最後までやりきろうとする姿が痛々しかったです。
どうにかしてヒロインの子に助けてあげてほしかったですね。このドラマはヒロインの子も可愛かったのですが、その後あまりドラマで見ませんね。
成瀬によって追い詰められた芹沢も痛々しかったです。周りで事件が起きていくのが自分の過去の行いが原因だと最終回前に分かっていたので、成瀬に追い詰められながらも、成瀬を責めることができない様子がひしひしと伝わってきました。最後に二人が相対する場面はもうどちらも取り返しがつかない所まで行ってしまっていて、最終的には二人とも死んでしまうのがとても辛かったです。どうにかして、二人とも生きて和解してほしかったです。
ですが相対する場面では、成瀬はすでに他の人に刺されてしまっていて、生きるか死ぬかの瀬戸際でしたし、死ぬ覚悟が出来ていたし、芹沢の手によって死ぬことが復讐の結末だと考えていたので、会いに行く場面はまだ死ねないと必死に生きて芹沢に会おうとして、痛みをこらえて歩く姿と、そして会う前に覚悟を決めたような表情がすさまじくて、大野くん演技うまいな！と感心しながら死なないでぇ！と泣きまくっていたのを思い出します。ただなんで刺されたのかあんまり覚えていないのが…もう一度見直したいですね。
あと、ラストにヒロインの子が芹沢の上司の家の仏壇で何かを見た、というようなシーンがあって、ヒロインの子はサイコメトラーだったので物に触れると何か見えるのですが、その最後に何が見えたのか分からず終わってしまい、そしてその見えたものはDVDに特典として収録！みたいなテロップが流れた時にはちょっと切れました。DVD買えってか！気になるじゃないか！と泣き終わって、母と一緒にDVD買うかどうか相談したのを覚えています。買いませんでしたけど。ああいう終わり方はずるいですよね。はっきり言って興ざめするのでやめてもらいたい商法です。それまでが良かっただけに、そこだけ残念だったのがすごくよく記憶に残っています。
