」で便利でお安く。6月17日放送「Dr.倫太郎」最終話
夢乃はやはり上手だった。病院では夢乃を診察していた精神科医師で心理学のプロである倫太郎先生も、恋愛では夢乃に敵わない。振り回され、最終的に見事に振られる。でもそこが倫太郎先生の素敵なところである。ドクターを辞める決心で、振り回されても構わないという覚悟と包容力がある。振られてぽかんとする間抜けなところも大きな魅力だ。
「自分が倫太郎先生を独占するのは違う、先生はもっと沢山の人を救うべきだ」という夢乃の気持ちは素晴らしい。なかなか言えることではない。私はとても言えない。そう思える夢乃はやはり普通の女性より何枚も上手なのだ。倫太郎先生も夢乃も、お互いを思って覚悟をした。覚悟できる人は潔く、強くて美しいものだ。TVカメラの前でかつらを取った池長官も、父親の病院買収を諦めた円能寺理事長も、夢乃の母親や人生に転落した倫太郎の後始末を引き受けた荒木先生も。みんな美しかった。覚悟できない私は、見習いたいと願う。
・・蒼井優さんになら振り回されても仕方がないと納得するのは、男性だけではないと思う。
ドラマ最終回ありがとう寄稿。
大介さんのともとへ行ったんだなと初めに分かっているのですが、そこまでに至る経緯がとても素敵です。
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