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感想・書評「オールドテロリスト:村上龍」ネタバレ注意・暗く絶望的なのに高揚する、もっとも弱い者が世界を変えるみたいな気分になる(レビュー)。 #読書


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「オールドテロリスト」村上龍 絶望的だが高揚する!

暗く絶望的なのに高揚する、もっとも弱い者が世界を変えるみたいな気分になる。この人が持つ根源的なテーマは何処から来ているんでしょう。
物語の語り手であるジャーナリストは「希望の国のエクソダス」にも登場していますが、失職して家庭も崩壊し、絶望的な状況にいます。それが、老人たちの引き起こす事件に巻き込まれていくという展開で物語は進みます。
村上作品は社会的に阻害され、関係を喪失して行き場のない者たちが、閉塞した現実を突破しようとする物語だと思います。本作は社会的に役割を終えたと思われている高齢者と社会に適合できない若者が引き起こすテロリズム、反逆です。
今の日本や世界は根源的に行き詰まりを迎えていて、それはもっとも弱い者の持つ破壊的なエネルギーしか対抗する術がない、それでも止められないかもしれないと語られているようです。最後の描写は「まだ続きます」とのメッセージかなぁと、村上龍フォロアーとしては気になりますが、村上作品全体が一つの世界として提示されているのかもしれません。
本作には旧ドイツ軍の88ミリ戦車砲が登場し、原発をターゲットにするクライマックスが準備されていますが、その戦車砲をはじめとして、相変わらずの取材力で作品世界のリアリティは秀逸です。
いつもながら「早く次の作品を読ませて」と思わされてしまいました。次回作までは、旧作を読み返しておさらいをしていることとしましょうか。

ありがとう寄稿。

再び家康と出会う事になった慶次でもあるのです。過去についても想像以上の出来事にも共感出来るものです。

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