「君に届け」14巻 椎名軽穂・著
待ちに待った沖縄への修学旅行がスタートしました。爽子たちは普段は北海道で暮らしているという設定だったんですね。北海道から沖縄までといったらけっこうな長距離移動なので、みんなが非日常に浮かれて騒ぐ気持ちもよく分かります。移動中のバスの中で、密かに練習していた怪談を披露した爽子には笑いました。
そして美ら海水族館を一緒に見学したり、集合写真を撮る時に隣同士になろうとする爽子と風早くんの淡い恋模様を、眩しく眺めながら読み進めました。
風早くんの横顔はいつもとてもきれいで、見とれてしまいます。真面目にお付き合いをしていこうと決意したのに、タガが外れそうになってアタフタする風早くんに、大丈夫だよーと言ってあげたくなりました。
また、あやねの恋愛観について語られたエピソードには少ししんみりした気持ちになりました。クールで大人びて見えるあやねですが、それゆえ誤解されやすくて傷ついていたんですね。あやねには幸せになってほしいと心から願います。