読書感想
徹底攻略Java SE 7 Silver問題集、これ一冊で試験クリア! 実務でJavaをやっているので、Bronzeを飛ばしてSilverを受けることにしました。 この本は通称「黒本」と呼ばれているシリーズで、「紫本」などと合わせて使う人が多いようです。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎 古賀史健 明日から幸せになることができる本 この本では、「トラウマ」等を否定し人の行動には必ず「目的」があると言い、「原因」を言い訳だと言います。どんな過去があろうと、その原因が理由で人…
「昭和ごはん」高橋良枝著 なつかしいごはんの本 高橋良枝さんが編集を務める雑誌「日々」を愛読していて、決して派手ではなく落ち着いた内容が好きなので、この本も興味を引かれて購入しました。昭和の時代には今と違って調味料や食材ももっと限られていま…
「毒見師イレーナ」マリア・V・スナイダー :久々に続刊を読むことにした第1巻 架空の世界設定で、法律至上主義が前提にあります。主人公である少女イレーナ(約18〜19歳)は、殺人を犯した。この国では、いかなる理由でも殺人者は死刑になる。それが正…
偶然の音楽 ポール・オースター ある日突然、自分のもとに莫大な財産が転がり込んできたら一生遊んで暮らすのにな。なんて事を誰でも一度は考えたことがあると思います。 この小説ではそのもしもが本当に起こるところから始まります。最初から興味が惹かれる…
現代語訳 学問のすすめ 福沢諭吉 齋藤孝訳 【感想】何度も読み返したくなる名書です! 明治初期に文語体で書かれた原書を、大学の文学部教授で作家でもある齋藤 孝氏が現代語に翻訳している為、とても読みやすく構成されています。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする。 七月 隆文(ななつき たかふみ) 時間の進み方が真逆の世界に住む男女が恋愛をするというお話で、設定はFSっぽいというか有り得ない内容です。ただ、そんなこと飛び越して小説に入り込み、これがもし自分だったら切な…
俺俺 星野智幸 オレオレ詐欺をしたことをきっかけに俺が増殖し始める マックで隣の男が置いていった携帯電話を、出来心で持ち帰ってしまう。その電話を使いオレオレ詐欺をしてしまう。気が付くと周りは俺だけになっていた。最初は、言葉を交わさなくても意思…
天久鷹央の推理カルテ/知念実希人/天才女医の名推理に目が離せない 表紙の女性が可愛くてずっと気になっていた作品。どんな物語なのか裏をみてみると河童をみた少年に、人魂をみた看護師など。天才女医が解き明かすとある。妖怪好きの私としては読まねば!そ…
『動物農場』ジョージ・オーウェル 寓話小説なのに現実味あり 人間に支配さえた農場を舞台に話は展開します。動物たちがそれぞれ違った感性を持ちながら、農場で生活しているのですが、共通して言えることは、みなが、人間に支配されたこの農場の不満を抱い…
君の膵臓をたべたい 住野よる(著者) 本当に泣けてしまう この本を手にしたとき、内臓系?膵臓じゃなくても、肝臓でも胆のうでもいいのにと感じた。この臓器については病気になっていることを発見することは非常に難しいといわれており、気がついたときには…
1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ 私は7歳の娘がいるシングルマザーで、子育て奮闘中です。一人っ子なもので、どうしても手を出してしまいがちで、いろいろ細々言いすぎばかりで、悩みばかりでした。この本に「どうして○○するの」とか言わな…
おこだでませんように [くすのき しげのり・作 石井聖岳・絵] これいいよ、とママ友から教えてもらった絵本。どんな話なの?と聞くと「怒られてばかりいる男の子の話なんだけど…説明しにくいな。まぁ読んでみてよ」と言われました。読んでみて、何故彼女がわ…
真田信繁(さなだのぶしげ) 野中信二 ~敗者の美学~ 現在、大河ドラマ「真田丸」を見ており、主人公の生涯を先に知っておこうと思って買いました。真田幸村という名前は知っていましたが、家族が敵味方にわかれて暮らさなくてはいけない忍びなさ・つらさが…
ごはんぐるり 西加奈子 読めばお腹がすくエッセイ! 2015年に直木賞を受賞した、西加奈子さんの楽しいエッセイです。内容は全て食物にまつわることですが、西さんの独特の感性で語られる食物たちはいきいきしていて、読んでいて飽きません。様々な角度からご…
ラッキーガールは誰でもなれる!成功への扉が次々開く♡ミラクルレッスン ワークライフスタイリスト宮本佳実さんの2冊目の著書です。1冊目では著者がなぜ、どうやって自分の事業を立ち上げていったのかといったことが書かれていましたが、この2冊目では、自…
廃墟ディスカバリー小林哲郎 美しさと鋭さのある廃墟写真集です。廃墟を美しく鮮やかに写し出しています。 小林哲郎と言えば、他に「工場」といったサブカル系の写真を撮る事で有名です。 この写真集は主に「廃墟」をテーマに構成されており、「廃墟の有名ど…
「『罪と罰』を読まない」 岸本佐知子、三浦しをん、吉田篤弘、吉田浩美・著 世界的名作であるドストエフスキーの「罪と罰」についてほとんど情報を持っていない4人が集まり、あえて読まずに「罪と罰」について話し合う読書会の様子を綴った本です。このよ…
ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾著) 過去と現在が入り交じり、どんな風に謎が解けるのか、最後までひきつけられる本でした。東野圭吾さんは推理小説のイメージが強いですが、この本はスリルというよりファンタジーな感じの物語です。
ぐりとぐら 中川李枝子・山脇百合子 懐かしいぐりとぐらにまた会えた! 子供のころに大好きだった絵本を買い直し、ゆっくり読み返すというのにはまっています。 「ぐりとぐら」も私が子供のころに大好きだった絵本です。野ねずみのぐりとぐらはお料理するこ…
おしゃべりなたまごやき 寺村輝夫 ちょっとおっちょこちょいな王様のお話です。 思い出の絵本を買い直し、ゆっくり読む時間が最近では何よりの楽しみです。「おしゃべりなたまごやき」、この本も私がこどもの頃に大好きで、母によく読んでもらった思い出深い…
坂井豊貴『多数決を疑う』岩波新書。多数決イコール民主主義ではない 去年は民主主義とは何かということを考えさせられる出来事がいろいろありました。最たるものは安保法制の通過でしょう。国民の多数が反対している法案が数カ月で成立してしまいました。そ…
空中ブランコ 奥田英朗 こんなドクターがいたらちょっと怖いけど受診したい 新聞の紹介記事を見て読んでみたくなりました。主人公は精神科医の伊良部一郎、病院の御曹司。読後感のイメージはホンジャマカの石ちゃんをもっといい加減にした感じ(石ちゃんはい…
「察しない男」と「説明しない女」のモメない会話術 著者:五百田 達成(いおた たつなり) 同じ人間同士でも、男と女では考え方や感じ方に大きな違いがあるもの。 同じ日本語を使っているはずなのに、会話が全くかみ合わないという事もよくあります。 心理…
正しい恨みの晴らし方:中野信子・澤田匡人(著)脳科学者の中野信子さんが著者、ということで興味があって読んでみました。タイトルに「恨みの晴らし方」と書いてありますが、読んでみると、特に具体的な恨みの晴らし方を指南した内容ではなく、脳科学的・…
東京ロリィタ倶楽部著:ロリィタの聖地巡礼手帖 in 東京 お買い物&観光&デェト:最高の本です ロリータファッションを愛する女性に向けた、東京観光のガイドブック。ロリータ服を買えるショップはもちろん、おしゃれなレストランや雑貨店などを紹介していま…
モーションシルエット 光と影の物語 「世界で最も美しい本コンクール」銅賞を受賞した、かじわらめぐみの絵本です。ページの間に切り絵のようなオブジェが挟み込まれていて、両側から光りを当てると、その影が両ページのイラストにさして、それぞれの物語を…
野村克也の「菜根譚」(著:野村克也/宝島社) NHKのEテレ「100分de名著」で放送・紹介され、反響が大きかった中国古典「菜根譚」。 この書物は、内乱などで混乱の時代であった明代末期に、洪自誠によって書かれた処世訓です。 不穏な時代であって…
桑原武夫の『日本の名著』は現代人必読 明治維新から育まれた日本人の思想とは、一体どのようなものだったのだろう。 書店には多くの書籍が並んでいるが、一体どれを読んだらいいのか分からない。 これからの日本人が知っておくべき事柄とは、具体的にどのよ…