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きいろいゾウ/映画感想&あらすじ!「ムコさん」「ツマ」とお互いを呼び合う夫婦が可愛いらしく…ネタバレ注意。


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きいろいゾウ 宮崎あおい 向井理 柄本明

西加奈子の原作「きいろいゾウ」をずいぶん前に読み、「ムコさん」「ツマ」とお互いを呼び合う夫婦が可愛いらしく、また主演の宮崎あおいさん、向井理さんも好きな俳優というのもあり、その二人が夫婦を演じるのを楽しみに鑑賞しました。

宮崎あおい演じる「ツマ」は動物や植物と話すことができるという少し変わった力の持ち主で、そのような面があると同時に人間同士のコミュニケーションにおいては、とても敏感な感情の持ち主です。

夫であるムコさんのことをとても愛しているからこそ小さな嘘やごまかしさえも彼女の気持ちは揺れ動きます。

二人はとても平穏な日々を過ごしていますが実はムコさんには過去にとても愛した人妻がいて今もその女性のことをどこかで引きずっており、ある日その女性の夫から「妻を助けてください」という手紙が届くことにより二人の気持ちは少しずつずれていってしまいます。

ムコさんはその手紙のことをツマに話すことはなく、ツマもそのような手紙が届いたことは知っているのにムコさんには何も聞かず、しかし確実二人の距離が広がって行く過程を見るのが、何とももどかしくさみしい気持ちになりました。

ムコさんを愛しているからこそ言いたいこと、聞きたいことは山ほどあるのに言葉に表すことができないツマのいらだち、焦り、後悔などのさまざまな気持ちを宮崎あおいがとても上手に演じていると思います。

ストーリーに派手な展開はなく延々と進むので途中少し飽きそうになりましたが最後のほうに加速するムコさんとツマの気持ちの変化は見応えがあります。
とても深い話なのでもう一度見返してもいいと思う映画です。