」で便利でお安く。ラストシンデレラ・二人の恋の行方は
移動願いを出していた美容室勤務の凜太郎は、ニューヨーク支店の支店長に任命され、桜に一緒に行こうと誘いだします。不器用ながらもまっすぐに気持ちをぶつけてくる凜太郎に心動かされながらも、やはり広斗のことが忘れられない桜。そこには、恋のトライアングルが絡んでいて、見ていてとてもハラハラしました。
広斗と桜の間には、嫉妬心が渦巻く桃や千代子が間に入ってきて、二人が上手く行ってほしいのに、なかなか思うようにいかない展開にもやもやしてきました。広斗も凜太郎もはたから見れば、イケメンできちんとリードしてくれて、どちらがいいなんて、なかなか選べないような気がします。
凜太郎がニューヨークに旅立つ前日、部屋に桜を呼び出し、千代子が広斗に近づいた理由を説明します。そこでようやく誤解が解け、ニューヨーク行きを考えさせてほしいと桜が言います。
行きつけのバーで千代子が凜太郎に語った、傷つくならもう恋なんてしたくないというセリフがぐっと心に響きました。傷つくかもしれないと頭の片隅にあったとしても、人は恋をすることをやめられないからです。
空港まで行った桜は、凜太郎にニューヨーク行きの断わりを入れます。凜太郎も予想していたようでした。再び広斗のもとに駆け寄った桜が思わず広斗に抱きつき、お互いに気持ちを伝えたシーンは、とても感動しました。ずっと離れないというストレートな言葉でしたが、わかりやすく見る者の心をぐっとつかんだシーンだと思います。遠回りをしながらもようやく本当の恋に気づけた二人にほっとしました。
