」で便利でお安く。抱きしめたい〜真実の物語〜の感想
この映画は、今年の３月くらいに大切な人と二人で観に行った記憶があります。仕事の関係で難病患者さんへの対応をしており、厚生労働省からポスターが送られてきたのが知ったきっかけです。
北海道の網走市が舞台だった記憶があります。車椅子の障害者とタクシー運転手の恋愛ですが、彼女の自立した生活とそれに共感し、それまで付き合っていた彼女と別れても支えになろうと決意し、つくす男性の姿に感銘を受けました。
そうした優しさがお互いに愛情へと変わり、周りの反対を押し切っての結婚となったのですが、困難や障害があるほど、二人の愛や絆は深まるのですが、それ以上の困難がくるとは初めは分かりませんでした。彼女がそれ以上の難病になるとは思いもしませんでした。二人の間に子どもができたのもつかの間、再び彼女は大きな病と闘い結果的には帰らぬ人となります。
病院で静かに息を引き取る姿は、案外淡々とした流れでした。苦しみながらではなく、ゆっくり眠りながらという感じでした。かえってそれがよかったのかもしれません。
最後は残された旦那と子どもが強く生きていくというシーンがありますが、むしろハッピーエンド的な気持ちになりました。
約5年ぶりにみた映画でしたが、私の中ではとてもいい映画に巡り合ったという気持ちです。
