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PK(伊坂幸太郎)感想&書評!登場人物の様々なエピソードがバラバラに描かれていき(ネタバレ注意) #小説


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伊坂幸太郎の「PK」を読んで頭が痛くなりました

先日、ぶらりと立ち寄った本屋さんで、大好きな作家の伊坂幸太郎さんの「PK」を発見し、迷わず購入しました。
帰宅後さっそく読書開始です。
伊坂幸太郎さんの作品によくある感じの展開なのですが、一見無秩序に、色々な登場人物の様々なエピソードがバラバラに描かれていき、最後に点と点が繋がり一つのストーリーが鮮やかに浮かび上がってくるという進み方で物語は進みます。

様々な角度から進んでゆくストーリーを頭の中で組み立てながら読まないといけないので、この方の作品は、読んでいて物凄くエネルギーを使います。
しかしながら、読み進めていくうちに、頭の中でパズルのピースがはまっていくような快感があり、そこに中毒性を感じちゃうんです。
このPKという作品は、今まで読んできた中で一番、難解なパズルでした。
どうしてもはめられないピースが頭の中に残ってしまい、もう一度読み直したりして。
大臣の語る父親のエピソードが、特に重要なヒントだと思うのですが、何度か戻って読んでみても、つまりどういうことなのか?突き詰めて考えても、答えが出ません。
大臣の父親の浮気がバレそうになったけどギリギリセーフだったという思い出と、結局バレてしまったという思い出の、二つのパターンが出てくるところで、え?と思うのですが、じゃあ、それがどういう意味なのかが分からないんです。
時代背景などの設定も、矛盾点が生じていたりして更に混乱してきます。
眉間に皺を寄せて、頭が痛くなりながら、やっとの思いで最後まで読み終わりました。
私の導き出した答えで合っているのか、不安と疑問は残ったままなので、誰かと答え合わせをしたい気分です。