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感想・書評「与謝野晶子の源氏物語(上)」ネタバレ注意・原文の典雅な雰囲気も味わえるけれど、現代語で今の私にも理解しやすいところがおススメポイント(レビュー)。 #読書


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与謝野晶子の源氏物語(上)光源氏の栄華

学生時代に同級生が貸してくれた源氏物語、久しぶりに読み返してみたくて探していました。
源氏物語自体、いろんな人が現代語訳を出しているようなので、一番評判のいいものを、と探して見つけたのがこの本です。
原文の典雅な雰囲気も味わえるけれど、現代語で今の私にも理解しやすいところがおススメポイントだと思います。

源氏物語自体は、有名ですけれどきちんと読んだことのあるという人はどれくらいいるでしょうか。
日本のハンサムの代名詞のようになっている光源氏ですけれど、学生の頃に読んだときには「ただの気の多いマザコンか」という気がしないわけでもなかったのです。
自分が年齢を重ねてから読んでみると、女性の側から見ても光源氏の気持ちがわかるようなところもあり、身につまされます。
男女の関係は本当に昔から難しかったようですね。

今よりもずっと女性が我慢することの多かった昔、というイメージもありましたが、実際はもっと今よりも女性は強かったかもしれません。
また強くないと生きていけなかったのでしょう。

憧れの人は憧れの人、本当に一生を共にするのはいろんな面で役に立つ人、と割り切れたらいいのでしょうが、そうもいかないのが人間なのでしょう。
少しずつ読んではじっくり考えて愉しむのに最適な物語だと思います。
長く読み継がれてきたものにはやっぱりそれなりの魅力がありますね。

ありがとう寄稿。

2014年公開の美女と野獣をDVDで鑑賞しました。フランスで撮られた作品ということもあって、出演者はフランス語を話していました。

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