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感想・書評「町田康/きれぎれ」ネタバレ注意・ストーリー自体は悲しい話なのに、終始独特な文体でコミカルな語調で日常を描いている(レビュー)。 #読書


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町田康/きれぎれ(2000年・芥川賞受賞作品)

作家の町田康さんのきれぎれを読みました。
ストーリー自体は悲しい話なのに、終始独特な文体でコミカルな語調で日常を描いているのが印象的でした。
芥川賞受賞作品の中では西村賢太さんの苦役列車と肩を並べるほどにトップレベルの面白さでした。
歴代受賞者の中でも平野啓一郎さん、田中慎弥さん、又吉直樹さん、羽田圭介さん、本谷有希子さん、滝口悠生さんも文章力はありますが、そんな中でも町田康さんのユーモラスな潜在能力は突出しているものがあるようにも感じています。
芥川賞について言えば、分かろうとすればするほど分からなくなるような作品が多くありますが、基本的には世界観や雰囲気を堪能するようなもので、読み手としては考えたら負け、みたいなところは少なからずあります。
共通して言えるのは「引き寄せられる」という感覚はどの作品にもあると思うので、一通り流し読みでもいいので読んでみる価値はあるのかなと思います。人生の集大成の一部であることには変わりないと思うので。

ありがとう寄稿。

小野寺さんとゲスト出演の真野響子さん(真野あずささんのお姉さん)との愛らしい関係性がにじみでて太陽にほえろでは珍しくほのぼのとした回でした。

太陽にほえろ・テレビ埼玉放送/ドラマ感想&あらすじ・「殿下」こと小野寺昭さんがメインで話が進む回(ネタバレ注意)。 #DRAMA | おすすめ面白い小説用ブログ。