感想・書評「おこだでませんように：[くすのき　しげのり・作　石井聖岳・絵」ネタバレ注意・わたしは3歳の男の子の母親です（レビュー）。 #読書

おこだでませんように　[くすのき　しげのり・作　石井聖岳・絵]

これいいよ、とママ友から教えてもらった絵本。どんな話なの？と聞くと「怒られてばかりいる男の子の話なんだけど…説明しにくいな。まぁ読んでみてよ」と言われました。読んでみて、何故彼女がわたしに薦めてくれたのか分かりました。わたしは3歳の男の子の母親です。

元気がいいと言えば聞こえがいいですが、とにかくヤンチャで目が離せないし、自我も出てきて自己主張が激しくなってきたので手に負えないことが増えてきました。家でも外でも怒ることが多くなり、思わず手が出ていることもあります。もうちょっと何とかならないものか…そんな話を、同じような男の子を持つ彼女とすることも多かったのです。ですが、この絵本を読んでハッとさせられました。この絵本に出てくる大人たちは、彼が怒られることになったそこまでの過程も、考えや思いも一切斟酌しなくて、結果だけを見て怒っていたのです。じゃあ、わたしはちゃんと息子と向き合っている？自分の都合だけで怒っていない？そんなことを考えさせられる1冊となりました。わたしと同じように男の子を持って悩んでいるお母さん、良かったら読んでみてください。