「透明なゆりかご」2巻 沖田×華
相変わらず絵が下手だなぁ~と思いながらも毎回感動して泣いてしまいます。今回も、考えさせられる内容が多くて何度も読み返しました。いろんな問題を抱えた妊婦さんが登場するのですが、とくに今回心に残ったのは、一番最後のエピソードの「縁をつなぐ子」です。
41歳の主婦が4人目を妊娠するのですが、家族から歓迎されずに中絶することを決意するのですが、ある人に養子に出す決意をします。このエピソードで生まれたばかりの自分の赤ちゃんを養子に出すまでに、入院中に赤ちゃんのにおいを堪能するシーンでボロ泣きしました。
赤ちゃんのにおいは本当にいいにおいです。たとえればお日様のにおいのような、クッキーみたいな甘いにおいのような・・・。そんな生まれたての赤ちゃんのにおいだけ堪能して養子に出す気持ちを考えると、とても心が苦しくなりました。
泣く泣く養子に出す、という内容ではないのですが、自分の子を手放すのはとてもじゃないけど考えられません。このストーリーを何度も読み、命や家族について考えました。
ありがとう寄稿。
山で取れる草木から人を癒す不思議な力を持つおばあちゃんの元で育った主人公が、町に出てきて、一人になってしまったことの孤独や、思うように才能が生かせない不安と戦いながらも不思議な縁で居場所を見つけていくお話です。
感想&書評「王国(よしもとばなな)」(ネタバレ注意)感想レビュー・植物の気持ちがわかる人、人の未来を読める人など不思議な力を持った人々がたくさん出てくるお話。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。