東京會舘とわたし(下)新館 辻村深月
「東京會舘」という歴史ある建物のことを、この本を読むまで知りませんでした。しかし、読み終わった今では、建て替えの終わった新本館を、自分なりの何か特別な日にゆっくり訪れたい。そしてレストランで由緒あるお料理をいただいてみたい。そんな気持ちでいっぱいになっています。上巻から続き、東京會舘の建物の歴史と、そこで働く人々、客として利用してきた人々のエピソードが章ごとに語られていきます。
建物の内装やインテリア、料理、登場人物が、章が変わっても時代が変わっても、少しずつつながっていることが読んでいて心地よかったです。東京會舘で働く人々の仕事に対する姿勢が、時代が変わっても職種が異なっても変わることがなく、一貫して誇り高く真摯な様子に惚れました。そして、東京會舘を特別な場所として記憶するお客さんのエピソードには何度も何度も泣かされました。素敵な人がたくさん出てきて読んでいて心があたたまります。年代性別を問わずおすすめしたいと思わせられる一冊でした。
ありがとう寄稿。
そういえば一時はドラマなどで見かけていたけれど、最近は見なくなったな。
爆報THEフライデー2016年9月9日/テレビ感想&あらすじネタバレ注意・国民的美少女だった佐藤藍子さん。競馬クラブの御曹司とご結婚されて。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。