君が心に棲みついた 一番会いたい人は一番会いたくない人でした
向井理さんの新境地となるドラマだと思います。いつも爽やかイケメンの役が多いなか、笑顔の奥の冷たい目がとても怖さを表していて好きです。シリアスになりやすそうな内容ですが、ちょいちょい登場するムロツヨシさんがそれを緩和させてくれて、バランスがとれてると思います。
内容は、近年の若者に起こりうる、男女の危うい関係が映し出されていると思いました。ひどいことをされても、なお離れられないのは、やはり孤独や寂しさ、人間関係の不安定さから自分に自信が持てず、依存してしまうのではないかとドラマを見ながら感じました。背景には家庭環境が両者とも反映されており、幼い頃の事柄がその後の人格形成や思想に影響を及ぼすのだとも考えてみました。
第3話では、ヒロインが昔の自分から抜け出せずいたことに気付き、どう展開していくのか楽しみです。