」で便利でお安く。今年２月、前橋市内の高校2年生の女子生徒が踏切に飛び込んで自殺するという痛ましい事件がありました。生徒の両親や生徒の証言により、本人が生前にいじめを受けていた辛さを綴ったメモや、友人に相談した内容までニュースで公開されていました。
生徒が通っていた高校の校長や市の教育委員会担当者が生徒宅に謝罪に訪れる様子も報道されましたが、詳細は確認中という機械的な内容。生徒の父親が放った悲痛な叫びに胸を痛めた方も多いはずです。昨今、いじめによる自殺のニュースが後を絶ちませんが、果たして学校側や行政の対応は従来のままでいいのでしょうか？杓子定規に「第三者委員会の調査結果を待つ」というような対応が正しいのでしょうか？いじめた側の生徒には何もお咎めがないまま、大人の事情で結論を先延ばしするのがやり方なのでしょうか？
私は、どんな世の中であっても、人の命より大切なものなどあるはずがないと思っています。人の命が奪われている以上、真相究明は最優先であって、いじめによって死に追いやった生徒は殺人と変わらないということを認識させるべきだと考えます。
当たり前に人の命を大切にする教育現場のあり方を、改めて考えるときに来ているのではないでしょうか。
