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中学三年生の冬だった。高校入試前日、その日は雪が降っていた。 #初恋 #思ひ出


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私の初恋はとっても遅くそれは中学三年生の冬だった。翌日に高校入試を控えていた私は家で勉強をしていた。すると夕方、家に電話がかかってきた。出てみると部活の後輩の女の子からだった。「話があるので、今から学校の正門前に来て欲しい。」私は正直、困惑した。「明日試験だぜ?」しかし、私はしぶしぶOKして学校へ向かった。
学校へ着くと、制服姿の後輩が立っていた。要件を聞くと、ためらいつつ包みを渡してきた。開けてみると革製の筆箱、よく削られている鉛筆7本、消しゴムが入っていた。「明日の入試で使ってくれると嬉しいです。」とか細い声で言う後輩。予想外の展開。立ち尽くす私。後輩も黙って下を見ている。本当に時が止まったようだった。その沈黙を破ったのは、後輩の一言。「あっ!先輩、雪です。」白い吐息混じりに笑顔でそう言った後輩を見た瞬間、もう心臓がバクバクして、目の前の後輩が一瞬で愛おしい存在に変わってしまった。一発ノックアウト。恋の力のお陰で希望校合格。合格を伝えると共に後輩とも交際をスタートしたのでした。
今でも雪が降るとあのドラマチックな一瞬を思い出して「俺の一生の宝物だな。」と後輩と雪に感謝する私でした。