わたしの初恋は、小学4年生のときで同じクラスのT君でした。
背が高く、剣道をしていたので体もがっちりしていて、頭も良くて憧れの存在でもありました。
もちろん顔も好きで、いわゆるイケメンではありませんでしたが、切れ長のきりっとした目つきに惹かれていました。
小学生だったので、「付き合う」という感覚ではなく、「両思いになれたらいいな」と思って、放課後に廊下で告白しました。
その時にはっきりした返事はもらえず、バレンタインデーにもう一度チョコを渡して再度告白しました。
ホワイドデーには、ちゃんとお返しを家に持って来てくれて、本当に嬉しかったのでその気持ちは今でもはっきりと覚えています。
キャンディは食べてしまいましたが、ラッピングのお花はなかなか捨てられなくて、独身の間はずっと大切に持っていました。
でも、それからお互いに変に意識してしまい、普通に話すこともできないまま、卒業してしまいました。
その子とは中学校が別々になったので、以来、まともに話すことができなくなったのが今でも少し心残りです。
話もできなくなってしまうなら、いっそ告白せずに楽しい友達同士でいた方がよかったのかなとも思います。