その子との初めての出会いは小学一年の頃、入学式の日に隣に座っていた色白で品のある女の子、幼稚園で外に出て遊んでいてばかりの私からしたら同い年とは思えないほどに澄んだ目をしていて、入学式の装いが凄く綺麗でそれ以外に思い出がないくらいに頭が一杯になっていました。
当時の私には、好きを伝えてどうこうする、どうしたらいいか?がわからないので、あくまでも仲の良い友達の1人、として日々遊んでいました。
そんな関係を五年ほど、小学校を卒業するまで続いていました。
そろそろ私と彼女の関係性をハッキリさせたいと思い、意を決して告白しました。
結果は、友達のままでいて欲しい、医者になりたいから中学受験を頑張って受かったし、遠くに行くんだけどお互いそれぞれで頑張ろうよ、との話になりました。
親の転勤と進学を契機に引っ越していく彼女の家の車を見ながら涙したことは忘れられません。