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感想・書評「孤独の価値:森博嗣」ネタバレ注意・ぼっちでも気にすることはない、と自分に言い聞かせる(レビュー)。 #読書


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森博嗣『孤独の価値』: ぼっちでも気にすることはない、と自分に言い聞かせる。

 少し昔の新書(2014年11月発行)ですが、私の好きな作家であるということ、この作家が以前から「静かに暮らしたい」と言っていたことを思い出したということ、そして古本屋で見かけたということから、購入しました。
 本の内容は、前書きで森先生自身が隠遁生活を送っていらっしゃることを述べた上で、孤独とは何か、という定義からはじまります。森先生は理系ミステリ作家としてよく言われていますし、先生自身が工学博士をもっているといった背景もあり、なんだか教科書や論文の総説を彷彿とさせます。そして、人々はよく孤独を恐れるが、森先生自身が孤独についてとくに恐れていないということを説明しつつ、孤独と感情の関係について考察していきます。
 それ以上の内容については、ぜひこの文章を読んでいるみなさまにも読んでいただきたいのであまり深入りはしませんが、結論としては、孤独(すくなくともそう感ずること)は基本的に不可避なものであるため、それを受け入れるのが良い、ということです。本書では受け入れかたについても詳しく論じられています。
 孤独は悪とされていますが、それはマスメディアや作家たちが絆は正義、孤独は悪という物語を(その方が儲かるから)打ち出しすぎて皆が孤独を恐れるようになったのでは、という点も私は確かにと思いました。マスコミが云々というのは陰謀論じみていて私はあまり好きではないのですが、犯罪を起こした人を友達が少なかった、オタクだったとひたすら報じ続けるニュースを見るとそう思いたくなります。
 少し自分語りが入りますが、私は大学で最低限学生実験の共同実験者に対して愛想よく振る舞うとか、ごく少数の友人と遊びに行ったり勉強を教えあったりする、というもの以外はほとんど人と話しません。うるさいからです。ただ、世間の大学生は、これも私のステレオタイプですが、「ぼっち飯」すら莫迦にします。一人でご飯も食べられない人間ってなんなんだと私は思いますが。この本はそんな私を肯定してくれているかのようでした。

ありがとう寄稿。

だって読んでそうそうドーピング薬をよこせって・・・・・・・。これ、ほんとに主人公? って初めて読んだ人は思うでしょうね。

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