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小説感想

感想・書評『Nのために:湊かなえ著』ネタバレ注意「貧乏・家庭不和・虐待などの痛みを背負っている友人同士です」(レビュー)。 #読書

「Nのために」 湊かなえ著 ベストセラーになった「告白」の著者の作品 幼馴染やアパートのご近所という縁で結ばれた仲間の話です。皆、それぞれに語りたくない過去があり、貧乏・家庭不和・虐待などの痛みを背負っている友人同士です。

感想・書評『町田康のぶ厚い小説「告白」』ネタバレ注意「800ページ以上ある本なのですが、内容も文体も面白くサクサク読めました」(レビュー)。 #読書

町田康のぶ厚い小説「告白」をやっと読み終えて ミュージシャンでありながら作家としても活躍する町田康の「告白」をやっと読み終えました。 800ページ以上ある本なのですが、内容も文体も面白くサクサク読めました。この物語は明治時代の河内を舞台にして、…

感想・書評「花神、全3巻:司馬遼太郎」ネタバレ注意・主人公大村益次郎(村田蔵六)の名を知っている人はよほど歴史通ではないかと思います(レビュー)。 #読書

タイトル「花芯、全3巻」。著者名「司馬遼太郎」。感想「不器用な男の生き様が胸をうつ」。 幕末、維新の英雄といえばパッと頭にひらめくのは坂本竜馬、もしくは西郷隆盛のような表舞台に立って華々しく活躍した人物でしょう。この小説の主人公大村益次郎(村…

主人公の古倉恵子。集団生活になじむために恵子が身に着けた技術は、他人の振る舞いを真似して自分を演じる…感想・書評「コンビニ人間:村田沙耶香」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

「コンビニ人間」 村田沙耶香・著 村田沙耶香さんの芥川賞受賞作です。 幼少期の頃から変わり者だった主人公の古倉恵子。集団生活になじむために恵子が身に着けた技術は、他人の振る舞いを真似して自分を演じることでした。そんな恵子ですが、コンビニ店員で…

感想・書評「レインツリーの国:有川浩」ネタバレ注意・図書館戦争が面白くて、そのスピンオフ作品ということで(レビュー)。 #読書

レインツリーの国 有川浩:感動しました 有川浩の図書館戦争が面白くて、そのスピンオフ作品ということでレインツリーの国を読んでみました。 ヒロインのひとみは聴覚障害者で、自分が自由にいられるネットの世界を大切にしています。 難聴者だからこそ言葉を…

感想・書評「海辺のカフカ:村上春樹」ネタバレ注意・ナカタさん、猫と話せる、というのはまだしも、空から魚やヒルを降らす(レビュー)。 #読書

海辺のカフカ 村上春樹 で村上ワールドを堪能 村上春樹の作品って最近読んでいないなと思いまして、海辺のカフカを(上)(下)合わせて購入してみました。 一言でいうと、心が安らぐ小説だなと思いました。

感想・書評「眩-くらら-著者:朝井まかて」ネタバレ注意・葛飾応為、葛飾北斎の娘です(レビュー)。 #読書

眩-くらら- 著者:朝井まかて まえまえから気になる人物がいました。葛飾応為、葛飾北斎の娘です。彼女の作品を見たとき、私は惚れてしまいました。そこで、彼女のことをもっと知るため歴史本などを検索したのですが、これといったものがない。あまり研究…

著者は保守系の論客として過激な発言で問題になることも多い…感想・書評「カエルの楽園:百田尚樹」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

カエルの楽園 百田尚樹 今の日本社会を見事に揶揄 著者は保守系の論客として過激な発言で問題になることも多い。この作品も物議をかもしそうだ。 カエルが主人公であり、大変読みやすく2日程度で読破してしまった。

感想・書評「GOSICK RED:桜庭一樹」ネタバレ注意・ヨーロッパにある架空の国ソビュール王国で、主人公の東洋人の久城一弥と金髪の長い髪を持ったビスクトール(レビュー)。 #読書

桜庭一樹「GOSICK RED」前シリーズと変わらない面白さあり。 私がおすすめしたい本は、桜庭一樹さんの「GOSICK RED」です。 この本は、ヨーロッパにある架空の国ソビュール王国で、主人公の東洋人の久城一弥と金髪の長い髪を持ったビスクトールのように美し…

ファン待望の続編といこうことで、大変期待度が高い作品でした…感想・書評「ハリー・ポッターと呪いの子  第一部・第二部 特別リハーサル版 J.K.ローリング」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 特別リハーサル版 J.K.ローリング ハリーポッターファン待望の続編といこうことで、大変期待度が高い作品でした。読んだ感想としては、期待を上回る面白さで、いい意味で期待を裏切ってくれる展開だったと思いま…

高校生の女の子「君」と、彼女の病と余命を知る唯一のクラスメイト「仲良しくん」の話です…感想・書評「君の膵臓をたべたい:住野よる」ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

「君の膵臓をたべたい」 住野よる : 恋愛ではない二人の関係。 膵臓の病に侵され余命1年と宣告された高校生の女の子「君」と、彼女の病と余命を知る唯一のクラスメイト「仲良しくん」の話です。「君」は明るく活発でクラスの人気者。「仲良しくん」は地味…

感想・書評「危険なビーナス:東野圭吾」ネタバレ注意・獣医として働く主人公の伯朗の前に、弟明人の妻だと名乗る楓が現れるところから物語は始まります(レビュー)。 #読書

「危険なビーナス」 東野圭吾・著 獣医として働く主人公の伯朗の前に、弟明人の妻だと名乗る楓が現れるところから物語は始まります。父親が違い年も離れた明人とは疎遠になっていた伯朗ですが、楓から明人が失踪したことを知らされます。弟の行方を捜すため…

感想・書評「デッドプールvol.1デッド・プレジデント ジェリー・ダガン他 デッドプールvs.ゾンビ軍団」ネタバレ注意・大統領達は全員ゾンビ化しており、世界を滅ぼすためアメリカ全土に侵略(レビュー)。 #読書

デッドプールvol.1デッド・プレジデント ジェリー・ダガン他 デッドプールvs.ゾンビ軍団 アメリカで出版されていた「マーベルナウ!」シリーズ第一巻。アメリカの未来を正すため、とある男が魔術を利用しアメリカの歴代大統領を蘇らせた。しかし大統領達は全…

感想・書評「奇妙な遺産:大村友貴美」ネタバレ注意・謎を解く探偵役が、この作品では「コスプレ准教授」なのです(レビュー)。 #読書

「奇妙な遺産」 大村友貴美 著 コスプレ准教授が謎を解く 謎を解く探偵役が、この作品では「コスプレ准教授」なのです。 世界史を教えるには、まずその頃の服装から・・が、持論の准教授。とても博識で、歴史の話を始めたら止まりません。

感想・書評「ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 J.K.ローリング」ネタバレ注意・3人もの子供のパパになったハリーが、自分の子供を懐かしの母校「ホグワーツ魔法学校」へと通わせた後のストーリー展開(レビュー)。 #読書

ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 J.K.ローリング 一言感想=待ってました! 言わずと知れた「ハリーポッターシリーズ」の第8番目のお話です。3人もの子供のパパになったハリーが、自分の子供を懐かしの母校「ホグワーツ魔法学校」へと通わせた…

感想・書評「新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙:支倉凍砂」ネタバレ注意・主人公のコルは,ロレンスがそうであったように,決して万能の力を持つ超人の類ではありません(レビュー)。 #読書

『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』 支倉凍砂 著 :狼の子と聖職者の旅 前シリーズ『狼と香辛料』から続く,新シリーズの第一巻。行商人ロレンスと賢狼ホロの一人娘であるミューリと,聖職者を志す青年コルが旅をしていくお話で,前シリーズにおいての特徴であ…

感想・書評「ふたりの距離の概算:米澤穂信」ネタバレ注意・シリーズ実写予定!日常の中の謎を解くミステリー!?(レビュー)。 #読書

シリーズ実写予定!日常の中の謎を解くミステリー!?米澤穂信氏の小説「ふたりの距離の概算」 この小説は、アニメにもなった。「氷菓」という、シリーズの続編です。新巻は2016年の11月に発売の予定です。実写化の撮影も行われているそうです。ジャン…

感想・書評「ノルマルク戦記1巻 滅びの星の皇子:赤城 毅」ネタバレ注意・すれ違う親友二人の葛藤が見所(レビュー)。 #読書

ノルマルク戦記1巻 滅びの星の皇子 赤城 毅 すれ違う親友二人の葛藤が見所。 運命に抗う青少年たちを描く架空戦記で、人間ドラマとしても楽しめます。幼少期の友・デミアンが隣国パルティスカの王となって主人公の国・ノルマルクを侵略、占領してしまいます…

感想・書評「禁断の魔術:東野圭吾」ネタバレ注意・姉の復讐をしたいと思い立ち、サークル立て直しのもとになった「実験」の性能を高めて(レビュー)。 #読書

「禁断の魔術」 東野圭吾・著 「ガリレオシリーズ」 本作の主人公は、「ガリレオシリーズ」主役の「湯川学准教授」の高校の後輩です。 つぶれそうなサークル「物理研究会」をなんとか助けてほしいと「文化祭」でのサークルのアピールを相談したのが、縁の始…

感想・書評「二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3:堂場瞬一・著」ネタバレ注意・8年前に村野の同僚、松木が担当した少女が再び被害者となるストーリー(レビュー)。 #読書

「二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3」 堂場瞬一・著 犯罪被害者を支援することを専門にする部署で働く主人公、村野の奮闘ぶりを描いたシリーズ第3弾です。

感想・書評「水車館の殺人:綾辻行人」ネタバレ注意・また騙されたー!伏線はどこだろう、犯人はやはりこのひと?と読み進めるにあたり(レビュー)。 #読書

綾辻行人さんの、水車館の殺人。また騙されたー! 綾辻行人先生の処女作、十角館の殺人を読んで驚愕のトリックに騙され、次こそ騙されないぞと館シリーズの第二作目、水車館の殺人を読み終えました。また騙されたー! 伏線はどこだろう、犯人はやはりこのひ…

感想・書評「人間そっくり:安倍公房」ネタバレ注意・ある男の家に火星人を自称する男が訪ねてきます(レビュー)。 #読書

「人間そっくり」 安倍公房 安倍公房の作品の中でも特に私が好きなのはこの「人間そっくり」という小説なのですが、この小説のストーリーを簡単にご説明いたしますと、ある男の家に火星人を自称する男が訪ねてきます。しかし、この訪ねてきた男は火星人とは…

感想・書評「ブリジット・ジョーンズの日記・恋に仕事にSNSにてんやわんやな12か月(上):亀井よし子=訳」ネタバレ注意・結婚したマークが事故で亡くなっているんです(レビュー)。 #読書

ブリジット・ジョーンズの日記 恋に仕事にSNSにてんやわんやな12か月(上)亀井よし子=訳 3年前の秋、英語の原作本をロンドンの知人に送ってもらい読んだ時から、このシリーズを担当されている亀井先よし子先生の訳をずっと待ち続けていた一人です。

感想・書評「燃えよ剣:司馬遼太郎」ネタバレ注意・土方さんが格好良くてたまらない(レビュー)。 #読書

司馬遼太郎『燃えよ剣』の土方さんが格好良くてたまらない! 私が直近1ヶ月以内に買った本は、司馬遼太郎の『燃えよ剣』上下巻です。 土方歳三を主人公に幕末という激動の時代を描いたこの作品を、私は高校生の頃に一度、図書館で借りて読んだことがありま…

感想・書評「マシュマロ・ナイン:横関大・著」ネタバレ注意・主人公の小尾は元プロ野球選手でしたが、身に覚えのないドーピング疑惑によって球界を去った過去(レビュー)。 #読書

「マシュマロ・ナイン」 横関大・著 主人公の小尾は元プロ野球選手でしたが、身に覚えのないドーピング疑惑によって球界を去った過去がありました。その後離婚して妻子とも別れた小尾は、高校の体育の教師として働くようになるのですが、突然校長から呼び出…

感想・書評「WONDERワンダー:R・J・パラシオ(中井はるの訳)」ネタバレ注意・アメリカのNYを舞台に、ある男の子の日常を取り上げた物語です(レビュー)。 #読書

WONDERワンダー:R・J・パラシオ(中井はるの訳) 20代でも読める児童書 ワンダーはアメリカのNYを舞台に、ある男の子の日常を取り上げた物語です。ただ、彼には他の子とは大きく異なる点があります。それは見た目です。生まれた時から病気のせいで顔が想像を…

一人暮らしの盲目の女性(ミチル)と殺人犯として追われている男性(大石)、2人の目線から物語が進められていきます…感想・書評「暗いところで待ち合わせ:乙一」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

乙一の「暗いところで待ち合わせ」はいい意味で裏切られました。 乙一といえば、私の中ではグロかったり怖かったりのイメージが強くありました。 この作品を手に取ったときも、表紙の雰囲気や題名からまたそのような作品なのだろうなと思っていました。 しか…

感想・書評「東京すみっこごはん:成田名璃子」ネタバレ注意・いじめられている女子高生が保護者である祖父とのミスコミュニケーションから始まる(レビュー)。 #読書

東京すみっこごはん 成田名璃子 誰かとご飯が食べたくなる 書店でたまたま気になったタイトル。タイトルと表紙だけで購入してしまった。『東京すみっこごはん』というタイトルから読む前には、お一人様でごはんを食べているストーリーだろうと思っていた。悲…

主人公は、郵便配達員として働いている30歳の「僕」です…感想・書評「世界から猫が消えたなら」ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

川村元気「世界から猫が消えたなら」を読んで泣きました 前々から、本屋さんで見かけて気になっていた本の1冊に、川村元気「世界から猫が消えたなら」があります。 表紙に可愛い猫の写真が使用されているから、猫好きの私にとっては見逃すことができない本…

感想・書評「オールドテロリスト:村上龍」ネタバレ注意・暗く絶望的なのに高揚する、もっとも弱い者が世界を変えるみたいな気分になる(レビュー)。 #読書

「オールドテロリスト」村上龍 絶望的だが高揚する! 暗く絶望的なのに高揚する、もっとも弱い者が世界を変えるみたいな気分になる。この人が持つ根源的なテーマは何処から来ているんでしょう。 物語の語り手であるジャーナリストは「希望の国のエクソダス」…