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主人公の古倉恵子。集団生活になじむために恵子が身に着けた技術は、他人の振る舞いを真似して自分を演じる…感想・書評「コンビニ人間:村田沙耶香」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書


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「コンビニ人間」 村田沙耶香・著

村田沙耶香さんの芥川賞受賞作です。
幼少期の頃から変わり者だった主人公の古倉恵子。集団生活になじむために恵子が身に着けた技術は、他人の振る舞いを真似して自分を演じることでした。そんな恵子ですが、コンビニ店員であることを天職だと感じ、コンビニこそが唯一の自分の居場所だと感じるのです。

無機質で清潔で、変わることのないコンビニに心からの安らぎを覚える恵子の感情が強く伝わってきて、ページを止める手が止まらず一気読みしてしまいました。
しかし、いい年をして結婚も正規社員としての就職もせず、恋愛経験もない恵子のことを、周囲は蔑んだ目で見ます。いわゆる社会不適合者のレッテルを張られた恵子が、ダメ人間の白羽と同棲していると明らかになったとたん、コンビニの同僚たちの態度が一転する展開には本当にゾッとしました。恵子と白羽はまるで違うのに、他人から見れば二人は同類と見られるんですね。普通であることがことさらに重要視される社会に警鐘を鳴らす一作で、考えさせられるものがありました。