湊かなえさんの「少女」は冒頭から引き込まれます
湊かなえさんの本は、ドラマにも映画にもなっている作品が多く有名な方ですが、これはまだ映像化はされていないと思い、購入しました。「少女」です。
「告白」を読んだときも衝撃を受けましたが、今回購入したこの「少女」はそれを上回りましたね。あり得ない話ではないなと思いました。
まず書き出しが、ある女子高生の遺書から始まります。いきなり湊かなえさんの世界に引き込まれますよね。この小説には何人かの仲のいい女子高生が出てきて、それぞれを取り巻く家庭環境が大きく違います。それによりそれぞれ全く違う性格でありまた、人間をあまり信用しないもの同士でもあります。
表面上は仲良くしているが、腹のそこではお互いにお互いが、果たして自分はどう思われているのか常に不安に感じている。そしてあらぬ誤解を招いてしまい傷付けてしまう。
女子なら誰でも、登場する女子高生と同じような気持ちを抱いたことがあると思います。女子ならではの繊細な複雑な気持ち、微妙な友達関係を、とてもリアルに表現されていて、一気に読めてしまいます。
この小説の面白いところは、章ごとに「私」の人物が変わることです。つまり登場する女子高生皆が主人公であり、それぞれが主語となり友達を分析しています。
またただの女子高生のあるあるではなく、介護の問題や、ストレス社会に生きるサラリーマンの心の破綻がうむ現状、それに巻き込まれる家族の心など、今の社会をありありと描いています。
どの世代の方が読んでもそれぞれの世代の視点で楽しめる、考えさせられる作品だと思います。
ありがとう寄稿。
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