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おすすめ洋画・映画感想レビュー「最強のふたり」評価・フランソワ・クリュゼ主演、デコボコな二人に芽生えた絆が感動的な…(ネタバレ注意)。 #MOVIE


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デコボコな二人に芽生えた絆が感動的な「最強のふたり」(フランソワ・クリュゼ主演)

「最強のふたり」はフランスで大ヒットしたヒューマンコメディです。
身体の不自由な皮肉屋の大富豪のフィリップの前にパリ郊外のスラム出身の黒人青年ドリスが介護の面接にやってきます。とはいってもドリスは失業保険をもらうために就職活動をしたというサインをもらいに来ただけで、サインをもらってさっさと帰ろうとするドリスでしたがそんなドリスをフィリップはなぜか気に入り、面接に来たほかの候補者をさしおいてドリスを採用します。
無職でブラブラしていたため母親と喧嘩になり行き場所もないドリスは戸惑いつつもフィリップの提案を受け入れ、フィリップの住む大豪邸へとやってきます。
ここから全く育った環境も価値観も違うフィリップとドリスのデコボココンビの奇妙な関係がはじまります。
食事の介助をしてるときにフィリップのお付の女性のお尻に見とれてフォークに刺さってた食材をフィリップの顔に押し付けてしまったり、ドリスが熱い紅茶をフィリップの足にこぼしてしまうも半身不随で痛覚が機能してないため何も感じないフィリップの姿に驚きわざと大量に足に紅茶をこぼして遊んでお付きの介護士に怒られたり、一緒にオペラにやってきて葉っぱの衣装をまとった出演者の衣装を見て大爆笑したり、フィリップが飛び散った絵の具で描かれた抽象的な絵を買おうとするとこんなもんペンキを飛ばせば俺にだって描けるぜと芸術に興味がない人の気分を代弁するようにズバッと言ってしまったりと、ドリスの行動は痛快でクスリとしてしまいます。
そんな価値観の違いで騒動を起こすドリスをフィリップはいつしか気に入ります。
フィリップのもとに友人がやってきてなんであんなスラム出身の黒人なんかを雇うんだとたしなめられますが、「彼だけは私を平等に扱うんだ」と答えます。
ドリスのいい加減でぞんざいな態度も彼にとってはほかの人のように腫れ物に触るような感じではなく、平等に扱われることがいつしか自分にとっては充実感を感じさせるものになってきていたのです。
一緒にマリファナを吸ったり、パラグライダーを飛んだり、フィリップの豪邸で行われたパーティーでクラシックを聴きながらどぎついジョークをドリスが飛ばしたりと、お互いに欠かせない深い絆で結ばれていくフィリップとドリス。
しかしそんな二人にも別れのときがやってきます。
フィリップの豪邸にドリスの弟がやってきて、そこでドリスは自分と弟の複雑な関係性をフィリップに話し始めます。
ドリスのいきさつを聞いたフィリップは彼の行く末を案じ、契約の解除を言い出します。
母親とも和解したドリスはフィリップの介護人を辞め家に戻り、フィリップも新しい介助人を雇いお互いに新しい生活を始めようとしますがフィリップは新しい介助人とドリスのようにはウマが合わず不機嫌になり、体調も徐々に悪くなっていきます。
そこで呼び戻されたドリスは伸びきったフィリップの髭を剃ってロシア人風の見た目にしたりヒトラー風のちょび髭にしてみたりとイタズラをして、ドリスの行いに迷惑がりつつもフィリップの表情にもいつもの調子が戻ってきました。
ドリスはフィリップに世話になった礼としてこっそりフィリップの文通相手だった女性をレストランに誘い出して二人のお膳立てをしたあとフィリップに微笑んで、彼のもとから去っていきました。
映画の最後にはフィリップとドリスのモデルになった実在の二人が出てきます。
価値観が全く違うデコボコな二人がぶつかりあううちにお互いに生きる充実感を見出していきかけがえのない絆で結ばれていく素敵な映画で、この二人が実在の人物だということがまた感動を呼びます。
余談としてヨーロッパでは移民が増えていることが社会問題になっていてイギリスやイタリアなどでも黒人が増え、サッカーの代表選手にもイギリス国籍やイタリア国籍を持つ黒人が混じるようになりました。
そしてフランスでも黒人が増えています。
彼ら黒人はフランス社会の中では差別の中にあって貧困状態に置かれる人が多いなか、そんなフランス社会を独特のユーモアで笑い飛ばす一種の社会風刺的な意味合いもこの映画には含まれています。そういった視点も頭に置きながらこの映画を観るとよりいっそう面白く見えてくるかもしれません。

ありがとう寄稿。

確かに忘れたい記憶は山程あります。でも、忘れたくない・忘れてはいけない記憶まで忘れてしまうのは、なんの為に生きているんだろうと悲しくなるでしょう。

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