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感想・書評「変態王子と笑わない猫6巻:さがら総」ネタバレ注意・修学旅行ネタで加えて主人公の天敵である副部長と中身が入れ替わります(レビュー)。 #読書


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筆:さがら総・題名:変態王子と笑わない猫6巻・ジャンル:ノベル(小説)

このシリーズは筒隠月子と小豆梓(エミという少女)を中心にした物語です。相変わらずのさがら節が炸裂して読者を魅了します。
本編は、男ならば妄想済みの修学旅行ネタで加えて主人公の天敵である副部長と中身が入れ替わります。
のんきな横寺君の環境を嫉妬・羨望・軽蔑の眼差しで見ていた副部長は中身が入れ替わることで見えなかったものや羨んでいた環境が実は大変だったという事実に気が付きます。
さて個人的に小豆梓というキャラクターが好きなのです。彼女は修学旅行をことのほか喜びます。それは前回の修学旅行で同級生から偽りの集合場所を教えられた経験があるから。つまり彼女にとって初めての修学旅行。そして引きこもりになるのですがそれを助けた主人公にはベタ惚れです。彼女が嬉しいとこちらまで嬉しくなります。
不幸しか知らない娘が主人公をいじらしいまでに愛し生きる杖として自立する姿は感動します。その成長する姿が面白いです。
また筒隠月子という主人公を愛する(本命だと言い認めさせる)女の子も偶然出会ったと言い張り着いてくる展開に。
さがら節や登場人物の魅力が詰まった一冊です。

ありがとう寄稿。

象主の犯した罪?の様なものがわかるかと思います。何をして歩くことだけになったのか、それを誰が命令したのか、象主自体が戦力に加わるのかが明かされると思いました。

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