それでも僕は夢を見る 著者 水野 敬也 画 鉄拳
家族関係や仕事、恋愛など何もかもがうまく行かずに落ち込んでいた時に出会ったのがこの一冊です。
イラストはパラパラ漫画でお馴染みの、お笑い芸人である鉄拳が描いたものなので割と馴染みやすく親近感がわきました。
口コミなどの評価を先に見てしまい「泣ける」とのレビューが多かったので、期待値が高くなりすぎてきっと泣けないだろうなっと思ったもののやはり気になって購入しました。
結果から言うと、泣きました。それも想像以上に心に響くものがありました。
これはパラパラ漫画のような感じで構成されており、単行本サイズとはいえ10分もあれば読み終える程のお手軽さです。
それなのにこんなに目頭が熱くなるなんてビックリですし、本を読まない人にもお勧め出来る一冊です。
そんな私も読書が苦手なほうで、自分で本を購入したのは何年ぶりだろうっという感じです。
鉄拳の描くイラストが何とも言えない味があり、哀愁のようなものもありながら万人ウケするイラストですよね。
正直な所、私の心が弱っていたから泣いてしまったのではないかっとも思いますが、またいつか忘れた頃に読みたいなって思わせるような内容だったので、今度は気分の落ち込んだ時ではなくて何か新しい事を始める時や環境が変わる時にまた読みたいです。
若い人もお勧め出来ますが、40代…50代…いやいや60代になった時こそ読みたい本だと思いました。
ありがとう寄稿。
この漫画の面白いところは、主人公の小麦の義弟になる小向大が高校二年の男子にしては、良い子で実際の高校生男子がしてはくれないんじゃないかと思うことを、もしかしたらしてくれるかもしれないと思わせてくれる変なリアリティがあるところです。こんな弟が欲しいです。
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