ヒロイン夏美が、中年女子の再就職について「トントン拍子に行くはず」と思っていた楽観的な様子と現実とのギャップに、ヤッパリと思いながらも、鈴木保奈美のがっくり落胆した演技に可哀想になってしまいました。
主婦は家庭内で結構重要な役割を演じているのに、家族や周囲の男性に仕事として評価されないという気持ちは、痛いほどよくわかります。グランデではバカにされたけれど、宝屋では認められて本当に良かったです。ただ宝屋は閉店目前の傾きぶりで、今後一難去ってまた一難の夏子が気の毒ではあります。
子供達の、有機農業を目指す父への賛同ぶりにも、無責任さにイライラしました。ただ、どちらも親に話していない事情があるようなので、心配です。