「天使なんかじゃない」矢沢あい作
子供の頃から矢沢あいさんの作品はどれも大好きで、本棚にいつも置いてありました。
特に好きだったのが「ご近所物語」
何度も何度も呼んでいましたが、ご近所以前の作品には手をつけたことがありませんでした。
なんもなく、古びた絵が好きじゃなくて…ですが、なくとなく手に取りなんとなく読み始めた所、もう涙が止まりませんでした。
マンガでこんなにボロボロと涙が出たのは初めての体験で自分でも驚いたのを覚えています。
主人公ミドリの明るくまっすぐ素直で誰にでも好かれる所にとても憧れ…
晃にちょっと乱暴な男らしさに何度もキュンキュンしました。
一度離れてしまう2人が本当に切なく、架空の世界なのに入り込んで主人公になったかのように胸が痛くなり、涙しました。
もっと早く読めば良かったと、初めて思った作品です。
最後はハッピーエンドで気持ちよく終われましたが、こんなに名残惜しいと思った作品があっただろうか…
何度読んでも同じ所で涙し、同じ所で胸がときめきます。
今は子育てで忙しくなかなかマンガを読む時間は取れませんが、時間があったらまた読みたいし、自信を持ってオススメできる作品です。