演技の定評のあるニノが心臓外科医のスーパードクターを演じるという事で、最初からずっと見ていましたが、とにかくマスクやゴーグルをつけての演技ですので、声や目だけの表情で感情を現している所がやはり凄いな、と感じました。
特に最終回では父の冤罪を晴らすために、声を荒げながら「あの」ペアンを患者の胸から取り出すシーンはもう1秒も目が離せませんでした。
そしてこのまま無事に手術が終わるのかと思った瞬間に、患者の胸から飛び出してくるもんですから、思わず声が出てしまいました。
そんな緊迫したブラックペアンの最終回ですが、二宮演じる渡海先生と竹内涼真演じる研修医の世良先生の絆も垣間見えて、その部分ではほっこりしました。
最後渡海先生が世良先生に「出ていかない」と嘘をついたところに優しさを感じましたし、オペ室の悪魔と言われていた人がまるで最後は違って見えました。
ニノの演技は本当に吸い込まれてしまいそうなぐらい、目が離せず、もっと見ていたいとブラックペアンを見て改めてそう思いました。