これは僕が高校生の頃の初恋の思い出になります。
僕は当時、都内に通う高校2年生で部活動に打ち込む日々を過ごしていました。
普段は練習が厳しく疲れ果てて真っ直ぐに帰宅していましたが、ある時仲の良いクラスメイトに遭遇して、パン屋でパンでも買って帰ろうと言う事になりました。
そこで僕の初恋の人と出逢う事になるのでした。
クラスメイトがよく行くというパン屋で連れてかれるままに行くと、そこには美味しそうなパンがズラリと並んでいました。
僕はお店に入った瞬間に目を奪われたのです。
それはズラリと並ぶ美味しそうなパンではなく、その奥のレジに立っている1人の女性にでした。
その女性は綺麗な黒髪をした肌が真っ白で透けるような透明感を持った女性でした。
そして、吸い込まれるような笑顔でこっちを見るのです。
当時僕は、一瞬にして彼女に恋心を持ってしまいました。
これが初めての恋心、まさしく初恋をした瞬間でした。
僕はそれから1週間に何回もそのパン屋に通うようになり、彼女と話す程の仲にはなりました。
彼女は当時20歳の大学生で、高校生の僕なんか相手にするわけなく何も進展はありませんでした。
これが僕の初恋の思い出です。