伝えたけれど、実らなかった想い。小学5年生のときでした。 #初恋 #思ひ出

私の初恋は小学5年生のときでした。
席替えのたびにいつもそばの席になる男の子。給食はいつも彼と食べていました。
当時はインターネットが一般に普及し始め、給食のたびにネットで見つけたおもしろ動画の話をして盛り上がっていました。
彼は特に大人気の男の子というわけではありませんでしたが、共通の話題で盛り上がるうちに次第に好きになっていきました。
小学6年生になり、クラスも別々になってしまったあとのこと。バレンタインデーで意を決して告白することにしました。
添えた手紙には「付き合ってください」と書き、自分では渡す勇気がなかったため、友人に渡してもらいました。
それから特に彼から何か返信はなく、そのまま卒業の時期になってしまいました。
彼はその後、親の事情で遠くの街へ引っ越してしまい、連絡先も交換できないままにこの恋は終わってしまいました。
後になって彼と親しかった友人に話を聞きましたが、彼は「付き合う」ということが親から許されておらず、私の手紙を返すに返せなくなっていたみたいでした。
あのときの「好きだ」という気持ちに対する答えはどうだったのでしょうか。今では知る術もありません。