私は小学6年生の時、クラスの男の子が好きで、日直になったときに日直は司会をするのですが、何かを決めるときや意見を求めるとき、その子を当てないようにわざとしていました。それはその子が好きでその子のことを当てたくないからです。
今、思えば普通逆ではないかと思うのですが、その子の名前を呼びたくなくて、わざと当てませんでした。今思うと、かわいそうなことをしたと思いました。私が日直である限りその子は永遠に当たらないのですから。
その男の子はお母さんが喫茶店をやっていて、その喫茶店の名前がアイヌ語で特徴がありました。私の祖父母も北海道にいたので、親近感がありました。いまでもそこの喫茶店の前を通ると、その子のことを思い出します。