私の初恋は幼稚園児のときでした。6歳の頃の出来事だったにも関わらず今でも鮮明に覚えています。
私の初恋の相手は同じクラスの男の子でした。クラスの中で女の子からの人気トップ2に入るモテモテのかっこいい男の子でした。私はその子のことが大好きだったのですが、引越しの関係で、卒園すると離れ離れになってしまうのでした。幼稚園児時代の恋愛は強いて言うならば一緒に遊具で遊んだ時点でもうラブラブでした。私は卒園する前にどうしてもその子とふたりきりで遊びたかったのです。卒園式まであと数日の頃、私はできるだけひとりでいて、その子が気がづいてくれるのを待っていました。するとその子が「一緒にあっちで遊ぼう。」と声を掛けてくれたのです。卒園前に人生で初めてドキドキする瞬間を味わいました。今思えばわざと好きな子の前で声を掛けてもらうのを見計らうなんて幼稚園児にしては計算高いし小悪魔なおませさんだなぁと感心してしまいます。